長野県私立幼稚園協会


〜「信州の幼稚園訪問記録」〜
教育に長く携わった、ある専門員の活動記録です。
みんなの笑顔が見えます

 平成24年 10月5日(金) 西方寺パドマ幼稚園

  訪問日は、未就園児受入日で、大勢の親子さんが来園していらっしゃいました。在園児は早めにお部屋に入って思い思いに遊んでいました。園舎全体が扇のように園庭に向かっていて、広い廊下でつながっていました。水道・手洗いの様子や保育室の様子なども、廊下の真ん中に立つと見渡すことができるのです。歌ったり、話したり、みんな仲良く楽しそうです。
 年長児は水彩絵具を使うようです。机を廊下に出してテキパキ準備しています。運動会の思い出を紙いっぱいに描いていました。年中組は、ハロウィンカボチャ作り、黒い画用紙にお化けを描いたりしていました。年少組では、画用紙に顔の輪郭と髪の毛を描き、色紙で目・鼻を貼り付けて、自分の顔を描く活動でした。どのクラスも先生の話をよく聞いて楽しそうでした。

 未就園児の受け入れは、参加者が固定化してきているそうで、親子ともに名札をつけ、名前を呼び合いながら秋の果物を作っていました。
 園長先生と主任先生から、「歴史が古く家族も卒園されたりしています。保護者のつながり良く、和気あいあいの幼稚園です。年長児は、入園式の翌日から縁側で年少児の靴を履かせたり、手を引いたりして面倒を見る姿があります。運動会を節目にしてみると、子どもの成長を感じることができます」と伺いました。

 11月には、保護者会で話す機会を頂きました。訪問の時のお話も踏まえて、幼稚園期の子どもたちの成長のこと、早寝早起き朝ご飯の生活習慣の大切さ、子どもたちの五感を磨く遊びや体験の重要さなどの内容でした。この時期の成長は、小学校への学びにもつながり、保護者の努力が報われます。人間の基礎を育てる大切な時期であるので、「子どもたちの良い面」を伸ばしていただきたいとお願いしました。
 

| houmonnagano | 北信地区訪問記録 | 14:30 | - | - | - |
寒さに負けず遊びます

 平成23年12月20日(火)信学会裾花幼稚園

 早朝の登園時間帯にうかがいました。
 年少クラス棟の前では、母親と別れるのがつらい様子のお子さんが、担任先生と母親が言葉を交わす傍らをなかなか離れません。先に入った子は、朝の準備を済ませて、遊び道具を出して友達とごっこ遊びです。遊びは、つぎつぎに生き生きと動いていきます。
 年長クラスの男子が、ブロック積み木と車輪を使った「手押し車」で楽しんでます。群れになって園内の廊下をガラガラと押回ってダイナミックです。興味を持った仲間が、増えていく様子です。先生方も車つくりに挑戦してみましたが、簡単にはできなかったそうです。ブロック剣での戦いごっこの子ども達もいました。 
  
少したつと、子ども達がみんな園庭に出てきました。冷たい雪が舞ってきましたが、子ども達は、鬼ごっこ・サッカー・飛び降りっこ・砂山つくりと思い思いに遊びこんでいきます。最後は全員集合して、指揮台の先生の元気な動きにあわせてハットリくん体操をしました。雪がだんだん本降りになってきましたが、ニコニコ笑顔で園庭中を走ってから保育室に帰っていきました。

          

 どんぐり教室のクリスマス楽しみ会も見せていただきました。未就園児(2歳児)もお面をかぶって「大きなぶ」の劇をやりました。PTAのコーラス隊の出し物は本格的です。

 「手押し車の遊びは、押して歩くことで足腰も鍛えているので見守っています。遊びがつながって学びになっていくことを願ってます。、今年の目当ては、『いっぱい遊んで、元気に挑戦』にしました。大きな怪我・小さな擦り傷を見極めて、保護者への理解を深めることや、たくましい身体作りや協同しての遊びができる子ども達を育てる幼稚園作りを先生方にお願いしています。中学生とは、幼稚園の子ども達と楽しく話したり遊んだりして、よい交流になっています。」と、園長先生に伺いました。

 そして今年も雪の降る中の訪問でした。子どもたちの遊びは庭一杯にもっと大きく広がっていました。どろんこになったオモチャを片づけるときには、タライの水にお湯を入れて下さる先生方の姿がありました。

| houmonnagano | 北信地区訪問記録 | 11:28 | - | - | - |
歌声響く幼稚園
 平成23年11月16日(水)信学会昭和幼稚園
 
 遙かに見える上信越の山々は真っ白でした。訪問させて頂いた時間は、朝活動の時間です。大勢の子ども達が、園庭で木登りや砂遊び・固定遊具・縄跳びなどを楽しんでいました。人なつこく話しかけるお子さんが多く、友達とのこと・遊びの内容など細かに話してくれました。この短い時間にも、子ども達は友だちとの心の通い合いを深めようと全身で遊んでいるのです。
       
 園長先生に、そんな子ども達の様子をお話しすると、各学年で出されている「一人ひとりの心情を
くみ取り指導している様子を描いた学級通信」をいただきました。朝からじっくり遊べる子ども達は、こうしたきめ細かなご指導のたまものと感心致しました。
当園では、来年度全日本音楽教育研究大会長野大会で、幼稚園の部発表園に指定され、近隣の小・中・高等学校と連携して音楽教育のあり方を研究発表する予定です。今年も、音楽専門の園長先生のご指導の元、音楽保育の公開を行ったり、音楽会で澄んだ歌声を響かせたり、感性を高める音楽教育を目指しておられるそうです。
 学年会充実を基礎にグランドデザインを設定し協力しあっていることや、小学校とのつながりを考
えた保育「文字ことば育て・鉛筆の持ち方・数の経験・時間を守る等の生活習慣づくり」について
もうかがいました。小学校側の関心は「入学児の人数」と感じられるとのお話でした。
教室訪問では、年中児のサツマイモのお絵描き指導、年長児の「紙粘土を使った顔の像」、どんぐり教室では体育教諭と協力した楽しそうな親子運動を見せて頂きました。子ども達は、先生方のお話をしっかり聞いて製作していました。
先生方に、ていねいにお見送り頂き園を後にしました。

 そして平成24年、全国から見えた先生方に、子どもたちの歌声をご披露されたそうです。庭一杯に遊びを広げる子ども達、次々木登りをする子どもたちのパワーがその源なのでしょう。
| houmonnagano | 北信地区訪問記録 | 10:30 | - | - | - |
子どもたちの夢工房

   平成24年1月26日(木) 
     長野市 あかしや幼稚園訪問

 大雪が降りましたが、青空にお日様が輝く午後になりました。雪の積もった園庭で、大勢の子ども達がそり遊びや雪遊びをしていました。雪の上は、色とりどりの防寒着でにぎやかです。そり滑りや雪だるま作りなど雪を上手に使って楽しそうでした。
 園舎は、壁面いっぱいに楽しい動物のイラストが描かれていました。幼稚園の「子ども達の夢(を育てる)工房」のコンセプトを表したものだそうです。その方針を実現するために、教育課程を充実させ、日々の保育での実践を大切にしていきたいと、主任先生が以下のようなお話してくださいました。
「今発表会の練習をしていますが、子ども達の気持ちを引き出すことの大切さと素晴らしさを実感しています。子ども達の気持ちに合った出し物・歌い方やセリフにできると、練習の中でどんどん力を発揮していきます。大きな声で、のびのびと発表できるようになって驚きます。」
 気に入った発表劇は、1回1回の練習が、子ども達が夢中になる「ごっこ遊び」なのですね。幼稚園の仕事の素晴らしさにうらやましくなりました。

 ちょうど小学校との連絡会を持つ時期で、各小学校へ先生方が2人ずつで訪問しているとのことでした。長野市担当者の訪問も随時行われており、小学校との接続に必要な連絡を取り合っているそうです。保護者はもちろん、関係する機関とも連絡を取り合って子ども達がスムーズに学校生活を送れるよう努めておられるそうです。
 幼稚園で障害を持つお子さんが、保育が受けられるようはからうこともあるそうです。 そんなときも、子ども達は、友達が生活しやすいように、分かりやすく声を掛けたり、段差があるときは、手を引いて助けてあげたりするそうです。自然に培われる子ども達の力に幼稚園の先生方も感心されることが多いそうです。

 それから1年後、多くの保護者の皆様にお集まりいただき、幼稚園時代の子どもたちの成長の素晴らしさをお話しさせて頂きました。熱心にお聞きいただき嬉しかったです。
 もちろん生き生き遊ぶ元気な子どもたちや先生方ともお会いすることができました。

| houmonnagano | 北信地区訪問記録 | 10:10 | - | - | - |
思い思いの遊びに夢中です          篠ノ井学園 南長野幼稚園
 

2月27日(月)長野市 南長野幼稚園

 
 2月も末というのに、今朝も厳しい寒さです。朝の時間には子ども達が、各部屋、廊下・遊戯室・階
段など自由に動き回って遊んでいました。たくさんの遊具を出して元気に遊びます。

  

 廊下では、遊びながら腕・足の力をつけられるよう設定されたコースを歩きながら様々なことに挑戦している子どもたちもいます。子どもたちの発達段階に合わせて運動内容を変えていき、動物の手形や足形をつけたりして興味を持ち楽しく取り組めるような環境になっています。天井からは、かわいい動物が吊り下げられていました。これは、ジャンプして動物にタッチすることにより、跳躍力をつけるためです。遊戯室には、跳び箱も置いてあり、挑戦している子もいました。 
 

    

 自由遊びの時間は、各学年一緒になって遊んでいます。年少組に入ってきた年長さんと戦いごっこをしている年少児もいましたが、年長さんはそっとやさしく手加減をする姿がありました。

  23月の誕生月の年長さんが、発表の練習をしていました。自己紹介の中に、自分の気持ちの入った言葉をいれて、しっかりと話すことができていました。この時期になると、年長さんはだいぶ話が出来るようになるとのことでした。より温かい誕生会にしたいと今年は、学年毎の誕生会にして保護者の方にお子さんの名前の由来や小さい頃のエピソードなどをお話していただき、ささやかでも温かい誕生会になるようにしているそうです。また、今日は発育測定や英語遊び等も入っており、それぞれの保育室で色々な活動に取り組んでいました。ひな祭りが近いので、学年毎に教材研究した製作活動がありました。年少さんは、おひな様のお顔を描いて、コーヒーフィルター紙を使った「にじみ絵」遊びをして衣装製作です。作り方の説明は、短い言葉でよく理解できました。和紙の給水性・偶然が創りだす面白さに楽しそうでした。

  

  年長さんは、思い出の園舎の絵でした。幼稚園の印象が一人ひとり違います。研究会でも先生の話をお聞きして、取り上げた場面や表現した様々な色から、幼稚園への気持ちをいっそう細やかに知ることができました。幼稚園の水も芝生も園バスも築山も、壁の色も子ども達の目に映って、心に残っていくのです。

 園長先生より、今年の活動計画と実施状況をうかがい、子ども達を大きく育てるために、日々の活動を決めだし追求してこられたことが分かりました。そして、より充実させるために手立てを日々見返していることを、研究会で担任の先生方からも伺いました。

 最後に園長先生から、「南長野幼稚園の願いである『しっかりあいさつのできる子』をめざすために朝夕の送迎時にかけるに保護者への挨拶の言葉がけを大切にしている。」と話して下さいました。

| houmonnagano | 北信地区訪問記録 | 13:25 | - | - | - |

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