長野県私立幼稚園協会


〜「信州の幼稚園訪問記録」〜
教育に長く携わった、ある専門員の活動記録です。
みんな仲良く遊びます。         松本市 聖テレジア幼稚園
 

平成24年2月3日(金)松本市聖テレジア幼稚園
 
 
今年は、厳しい寒さが続きますので、天気予報が気になりました。次々おそう冬一番の寒気団に、道路凍結が心配になのです。テレジア幼稚園には、幸い前日から心配がなくなり無事訪問できました。

 幼稚園は、松本城のお堀のすぐ近くにありました。すでに、活動が始まっていました。年少組は朝の会です。先生の手真似をして楽しんでいく内に、お部屋中の子ども達が良い返事ができるようになる手遊びです。ところが、前の入口から入ったので、子ども達は、私に興味津々となってしまいました。すると先生が私に振って下さいました。子ども達は、私の挨拶を大きなお目々で見て、うなずきながら聞いてくれました。(上手に聞いてくれてありがとう。)話が終わるとまた手遊びを楽しみます。楽しい手遊びがいくつもできる先生でした。
 次に遊戯室で、運動遊びです。子ども達は、高いところから飛び降ります。跳び箱を跳び越し、最後は、ケンケンパーです。みんな、怖がらないで次々挑戦していきます。失敗しても直ぐ起きて走っていきます。器械体操が好きなんてすごいですね。ニコニコ挑戦して、後片づけもしっかりできました。
 
 年中組は絵本の読み聞かせです。次の頁に話が続く内容でした。子ども達は、頁をめくっていく先生の手の動き、動物が変わることに集中していました。黒板の下にあるブックスタンドにも、楽しいお話がたくさん入っていました。新卒の先生ですが、絵本読み聞かせがお得意なのだそうです。
 手洗いうがいの後は、墨汁を割り箸ペンに付けて描く観察画の参観をしました。先生は、瑞々しいキャベツを二つも用意して話を始めました。「レタスだよ。レタスの葉っぱ・・・」一番上の葉を2〜3枚切り取ると、「キャベツかな。キャベツだ。」と、実物を見て、子ども達は盛り上がります。次に、割り箸ペンと墨汁の扱い方を説明しました。使いやすい用具が準備されていました。割り箸ペンが初めての子ども達は、紙を取りに行ったり道具を取りに行ったりしてやる気満々でした。
 葉脈が見える側の机にいる子ども達は、キャベツの葉の筋を見て丁寧に葉脈を描きました。反対側の子ども達は、葉っぱの縁の波打っている形を丁寧に描き、その奥に見える次の葉っぱの様子を描こうとしていました。子ども達の正確な観察に向かう様子に驚きました

 その後は、園長先生より幼稚園の歴史、園目標・カリキュラム・指導計画そして園舎建設のご苦労を伺いました。昔から行っている給食が季節や栄養を考えて調理され、子ども達が喜んで食べていることや、保護者を巻き込んだ食育のお話も聞きしました。

 
     
 昼の自由遊びの時間には、ほとんどの子ども達が遊戯室で遊んでいました。思い思いのおもちゃを使った遊びで、お部屋の中はにぎやかです。20年も前から使われているという大型積み木が人気でした。自分の体ほどもある大きな積み木を抱えてくる子もいます。次々と積み上げていき、おうち(?)ができあがると学年の枠を越え仲良くみんなで入ります。後かたづけも楽しくできました。
 創立時からの写真・たくさんの絵本がある図書室、隣の教会も含めて敷地全体から伝統が醸し出す雰囲気がステキです。年長児は、持参の布雑巾を上手に絞って水拭きしていました。自分たちの使う場所を大切に使う心を育くむ仕事は代々年長さんが分担しているそうです。
      
          
 研究会でも、先生方と教材のことや子ども達の成長についてたくさんのお話をすることができました。

| houmonnagano | 中信地区訪問記録 | 15:20 | - | - | - |
砂は、ぼくらのお友達 !           松本短大幼稚園

 11月8日(火)  松本短大幼稚園
 
 
今日は、ゆり組(年中児)の全園研究保育です。短大の先生方や教育実習生、園内の先生方も含めて大勢の方々が参観されました。担任の先生からは、砂が大好きな子ども達に砂を使った活動をさせたいと実態や計画お送り頂きました。そして、「砂絵に決めました。砂に彩色をするのに時間がかかりました。」と保育への意気込みを伺いました。

 
保育が始まりました。先生は、砂絵や用具について話をされました。そして、砂4色・ボンド糊の水・絵筆・下敷用新聞紙と多くの道具を配りました。品物の用意がよく、子ども達は混乱することなく机上の所定の位置に品物を置いていきました。さすがです。
    
 活動が始まりました。砂や接着剤など扱いにくい材料でしたが、先生のねらい通り、砂の感触や糊に砂が付いて絵になる面白さに子ども達は集中していきました。カメや透明人間など自分のイメージを表現した子もいました。ドーナツのような○をいくつか描いて砂をパラパラとかけるとそのまま残ることを楽しんでいる子もいます。紙いっぱいの大きな輪を描いている子、ていねいにいくつもの輪をつなげて製作していく子、思い思いの形に子ども達の個性が出て行きます。最後まで残った子も完成しました。先生と話しながら作品を飾って、子ども達は満足そうでした。みんなで協力してそれぞれの場所に道具を返して活動が終わりになりました。

 昼食後は、遊戯室や園庭で子ども達は思い思いにまとまって楽しそうです。園庭には教生の先
生とのサッカー遊びの輪もいくつかできていました。
 ゆり組さんは、やはり砂場に集まっていました。大きな穴が掘られています。砂を掘ったり、運んだりする道具も集めてきて、協同的な遊びが展開していました。手押し車いっぱいに水を入れて運ぶアイデアはいつからでしょうか。ぞうさんのジョロでは間に合いませんものね。砂は思うとおりに形を変える、一緒に遊ぶのが楽しくてたまらない「友達」なのです。   
          
 
 お母さん方がお迎えにみえ、子ども達はお帰りの時間です。園長先生以下、全員の先生方がお見送りです。先生とお話しされるお母様もいらっしゃいます。安心しきった子ども達の表情に、私までほっと致します。

 研究会には園長先生・先生方・短大の先生も参加されました。細かな子ども達の動き・導入・素材や時間等について見取りを詳しく発言されました。子ども達は、大勢の先生方に囲まれて、いつもより緊張していたようでした。毎日触れ合っていらっしゃるので、よく分かります。出来上がった作品を見て、先生方は、「○ちゃんらしいね。」と、話してらっしゃいました。
 子ども達が好きな素材・あそびを発展させた活動の貴重な保育を見せて頂きました。研究の積み重ねを大切にしている園の方針が伺えました。これから、さらに深めて行かれるとのことでした。

| houmonnagano | 中信地区訪問記録 | 16:30 | - | - | - |
みんなで楽しく遊びます。          池田学園  ささべ幼稚園

 9月15日(木)池田学園ささべ幼稚園
 
 訪問したのは、朝活動の時間です。全員の先生方が、子どもたちと一緒に過ごしておいででした。
 手押し車の運びっこ・泥団子作り・砂場・鉄棒・公園の大型遊具・朝顔の色水遊び、おにごっこ、かくれんぼ等々、自分の好きな遊びに夢中の子ども達です。ぶつかりそうに元気に走り回る子ども達、大きなお子さんが、「ひらり」とかわしてぶつかりません。お送りのお母様もいらして、先生方とお話ししてらっしゃいました。理事長先生がお見えになり、子ども達の名前を呼んで話しかけていらっしゃいました。見ているだけで笑顔になる、にぎやかな朝の幼稚園でした。
   
    

 次に、運動会練習の参観をいたしました。年少組は食育もねらったリズム「マルマルモリモリ」です。動きが難しい小さいお子さんも、おにぎりを頬張る動作は、全員ができました。年中組は若い先生が選曲し、アレンジされたそうです。沖縄風の音楽と扮装で、子ども達は楽しそうでした。年長組は、男の子も大好きなドラクエ行進曲とアトム主題歌でマスゲームです。先生方の創意工夫で、どの学年もリズムに乗っています。 先生方が先頭できびきび動かれる姿を見ると、子どもたちも自然に楽しくなってくるようでした。      
 
 
昼食後は主に室内で、縄跳び・あやとり・お絵かき・ままごと・おうちごっこ等の3学年入り交じっています。思い思いのつながりで、部屋も廊下もいっぱいでした。私に、話しかけてくるお子さんがあり、生き生きとした子ども達との会話を楽しむことができました。
      
     
 
廊下に貼られた絵や作品、ブロックや大型積み木製作などにも子ども達の個性を感じました。帰りの会は、絵本読み聞かせです。  

      
 
 
最後に、保育を終えた先生方との研究会がありました。日々の様子や願い・課題を伺いました。若い先生方も熱心に日々の保育を工夫され、感じていることや考えていることをたくさん話して下さいました。今日の演技や遊び、子ども達の作品について感じたことを、私の方からも話をさせて頂きました。そこにつながる、工夫された生活や遊び・体験活動が次々と出てきました。こうして、成就感や自己肯定感を持てたのだと合点できました。
 園長先生は、これからも、いっそう園活動を充実させたいとはりきっていらっしゃいました。

| houmonnagano | 中信地区訪問記録 | 15:43 | - | - | - |
砂と水と友達いっぱい!夢中で遊ぶ子ども達。  信学会松本南幼稚園

  6月8日(水)  信学会 松本南幼稚園


  園庭いっぱいの子ども達が、裸足で砂場の水・砂・泥の感触を味わっています。砂場も遊具も子ども達でいっぱいです。みんな、自分で見つけた遊びに夢中です。それぞれの遊びに先生方も一緒にです。
 

 植え込みにできたアナを覗いて、ダンゴムシをみつけているのは、今年も年少児のようです。
                     
      
 保育園園長の経験もおありになる園長先生には、両方の保育の違いについて教えて頂くことができました。
 「保育所では、時間的に家庭と共に保育することが難しいのが実情です。幼稚園時代の子ども達には五感を働かせて遊び込むことが大切なことです。幼稚園で行っている裸足で自由に遊べる時間の意味を確実に踏まえて、職員が心を合わせて保育していきます。また、ご家庭の願いを踏まえて、一人ひとりの実態に即した保育をして、親御さんと同一歩調で子どもたちを大きく成長させたいと考えています。幼稚園では、これができます。」
等々、幼
稚園での幼児教育の大切さを熱心にお話くださいました。
| houmonnagano | 中信地区訪問記録 | 15:04 | - | - | - |
雪ともお友だち           信学会 白馬幼稚園

   5月26日(木)  信学会 白馬幼稚園
 
 おじゃました日は、雨もようの曇り空でした。幼稚園から見える北アルプスは、まだ真っ白な雪に覆われていました。 
大人には肌寒い朝でしたが、子ども達は、もちろん半袖・半ズボンです。そして、多くの子ども達ははだしで、砂遊びに熱中していました。シャベルとバケツを持って、園庭の思い思いの場所でジャリジャリと掘ったり、型押しをしたり、サラサラと高いところから落としたり、砂はみんなのお友だちです。グループもいくつかできていました。何をお話ししているのでしょうね。

      
    
 固定遊具で遊んでいる子どもたちは、あちらこちらと元気に動き回っていました。元気な男の子がひとり、砂場に走ってきました。そして、近くにおられた園長先生に、さかんに話しかけています。とてもいい笑顔です。園長先生となかよしなのですね。
 年長の子どもたちは、サッカーボールをけって遊んでいましたが、園庭には、まだ十分な
スペースがありました。数人の子どもたちと遊んでいた先生が、ライン引きを取りに来て、「うずまきおにごっこ」の図形を描かれました。すると、他の子どもたちも参加してきてにぎやかにあそびが盛り上がっていきました。いつもの朝のように、自分のやりたいことをやりたい場所でやりたいだけやって過ごす時間が、楽しく続いていきます。  
     
                                   

 自由遊びの後の体操集会では、園庭の立ち木の周りを走り抜けたり、学年にあわせた運動遊びをしたり、先生の指示に従ってまとまりよく体を動かしていました。本格的なかけっこの練習を始めた学年もありました
              
  
 子ども達の様子を参観させて頂いた後は、園長先生・主任先生と懇談をいたしました。夏や冬のシーズンには、大勢の観光客が訪れる地域柄で、保護者の皆さんも地域の方々も小さいときからの身体作りに関心の高い皆さんが多いとのことでした。園長先生は、保護者のニーズを探って教育課程を充実させたいと熱心にお話をされました。

| houmonnagano | 中信地区訪問記録 | 11:29 | - | - | - |

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