長野県私立幼稚園協会


〜「信州の幼稚園訪問記録」〜
教育に長く携わった、ある専門員の活動記録です。
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「火の魔王」から輝く火星を守れ       篠ノ井学園 南長野幼稚園
 

10月18日(月)南長野幼稚園訪問
               長野市稲里町1−15−12
 
 10月の快晴の朝。近くの公園の木々も園庭の遊び場も明るい秋の日を浴びて輝いていました。

 園長先生に園内をご案内頂きました。住宅地ですが、近くに児童公園があり遊び場がたっぷりあります。園庭には、木製の長いすが置かれたり、水場があったり子ども達が外で楽しく過ごせそうです。外での活動を大切にしているそうです。

 室内は、広い廊下と一体としても使える開放的な遊戯室、階下全体を見下ろすことの出来そうな2階廊下がありました。各部屋の広い廊下にはそれぞれの時期に作られた子ども達の思いのこもった作品が置かれていました。年少組にご案内頂き、作品作りの導入場面を参観させていただきました。子ども達は、先生の話を楽しそうに聞いていました。

 

 プレイルームには、年長組共同制作の輝く火星、そして躍動感あふれる『火の魔王』の絵が掲示されていました。(『火の魔王』とは火星で大暴れしている悪者)

        

園長先生から、「当園では、年中・年長は、持ち上げの担任が持ち、2年間を見通して子ども達の気持ちに添った題材を追求できるようにしています。担任が練り上げたカリキュラムを季節毎の活動で子ども達と具現化しています。」と、廊下に飾られた夏祭りの御神輿・運動会の万国旗を説明して下さいました。これら作品には、その時々の子ども達の思いがぎっしり詰まっているのです。そして、次の季節の作品作りに向かう子どもの気持ちを高め表現方法の工夫にもつながるのです。今年の年長組は、中のときから、ちびっこレスキュー隊として様々なチャレンジや修行をして、心も体も逞しくなりました。その題材から生まれてきた「『火の魔王』に壊されてしまった火星」を71名のアイディアを生かし「輝く火星を作る」題材として結晶したのです。
この様な形で主題が生かされていくので、一人一人の個性が発揮されしかも躍動的な作品になっていくのです。
         

 

 運動会の出し物は、この体制で内容が決め出され、各学級工夫して子ども達の興味や探求心を高めることによって生みだしてきた成果です。そのことを保護者に理解して見て頂くため、各学年の内容解説を用紙1枚にまとめてプログラムにしているそうです。

                 

 

園長先生は自身も幼稚園出身で、幼稚園教諭・子育て専業・主任を経験されています。「子どもの育ちを見通して幼児教育をしっかりしたい。課題が見えてきているので、先生方とより良い方向を求めていきたい。」と、お話されました。

| houmonnagano | 北信地区訪問記録 | 17:37 | - | - | - |

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