長野県私立幼稚園協会


〜「信州の幼稚園訪問記録」〜
教育に長く携わった、ある専門員の活動記録です。
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斜面が、子どもを育てる      上田市 山水学園 日向幼稚園

 12月1日(火) 上田市日向幼稚園訪問
                                         上田市大字小泉八幡平1335-イ


 門前でお待ち頂いた園長先生より、案内して頂きました。園舎は、浦野川を見晴らすことができる斜面に建てられていました。1段目は駐車場、2段目は園庭、3段目は園舎、そして山に向かって動物の飼育小屋がたくさん並んでいました。冬に向けての「えさ」にとダイコン葉がたくさん干してありました。園の畑で栽培したものばかりでなく、協力者の方から頂いた葉っぱもあるそうです。何人もの先生方がウサギ・ヤギ・ニワトリなどの世話をしておいででした。子ども達も何人か小屋の中でお手伝いをしています。「注連縄」に使うための稲わらをきれいに整えておられる先生もおいででした。道は頂上に向けて、どんどん細くなっていきます。大人でも、立って登るのが難しいような急な斜面で、林につながっています。

           
 
園長先生が、「年少の初めは登れないで泣いている子も、年長になると一気に頂上に登ることができます。途中にあるポストに「妖精モック」からのお手紙が入っていると、山頂にあるほこらの前でお参りをした後、先生から手紙を読んでもらうのを楽しみにしています。春だけでなく夏・秋・冬も自然との出会いを求めて登ります。」と、話して下さいました。
 下りてくると、園庭でサッカーゲームをしていた子ども達が、年長・年中のお部屋に急いでいます。元気に挨拶してくれました。園のあちこちに、四季を通して実がなるように、いろいろな果樹が植えられていました。
          
 
 園長室では、保護者「パン焼き教室」の指導を終えられた総務の先生も交えてカリキュラムの内容をお話して下さいました。
 『斜面を利用した身体作りに』と理事長が、創立時に川や山に近いこの場所を選びました。今も、園長を中心に子ども達の心身を大きく育てるために力を尽くしています。園で、特に力を入れているのが絵画表現指導です。
 まず、この立地を生かし、見学場所を選定し、身体全体また五感を働かせた活動を十分に楽しませます。いろいろな素材で、線遊び・色遊び・造形遊び体験で、材質の違いも味あわせます。主題は、見たり聞いたりさわったりした中から、子ども自身が一番表現したい場面を選びます。各担任は、感動を思い切り表現できることを願って援助します。子ども達の表現の良さをほめ、意欲を高めるようと一人一人の表現や体験の様子を見取りながら声を掛けます。子ども達は、大人にはとてもまねができない豊かな感性で表現します。

書棚には、読み聞かせ用の児童書もたくさんありました。

                 

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