長野県私立幼稚園協会


〜「信州の幼稚園訪問記録」〜
教育に長く携わった、ある専門員の活動記録です。
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「ぼくたちのおしろ」              上田梅花学園 梅花幼稚園

 1月13日(木)梅花幼稚園訪問   上田市大手2−2−8

 上田市中心商店街のすぐ裏手に、伝統の園舎が建てられていました。上小地方なので雪はなく青空でしたが、園庭の梅の木や遊具は、寒風に吹かれていました。

 室内にはいると、遊戯室にある大型木製積み木の作品が目を引きました。園長先生が、「木製の大型積み木で全員が遊ぶことがこの園の自慢です。」と次のようにお話し下さいました。

 「この作品は、子ども達が相談してぐんぐん作り上げていきます。今日は、年長組が中心になって、4階建ての気にいった城ができたので、残すことになりました。
         
 年中少は、夢中になって次々と積んでいく年長児を憧れて見ています。高く長い作品は、高度なので(崩れるとケガをするおそれがある)始めたグループで、最後まで作り上げます。遊びのルールは、少し小さい積み木を使って、活動をまねしながら身に付けていきます。橋や天秤のように危ないところは、年長組が教えてくれます。こうして積み木での創造的な制作活動が伝承されていきます。保護者にも、この活動の大切さを話しています。」

 お部屋では、帰りの集まりで全園児が集まっていました。年長・年中・年少と、子ども達は、大好きな歌を元気に歌っていきます。子ども達の様子やリクエストに応じて、先生の軽快なピアノ伴奏が続いていきます。好きな歌の時は、盛り上がります。
 最後に目をつむって、今日一日への感謝の祈りをしていました。「毎日数人ずつ、順番に祈っていきます。はじめは難しいのですが、励まして挑戦させています。少しずつ言葉が豊かになり、子ども達の成長には驚きます。」と、お聞きしました。
                        
 帰り支度と挨拶 が終わる頃には、門の前にお迎えのおうちの方が見えました。子ども達は、喜んで走り寄っていきました。     
                           

 また、遊戯室の壁面いっぱいの書棚に、児童書がぎっしり詰められていました。夢のある木製の閲覧コーナーもありました。保護者の読み聞かせを奨励し、家にも貸し出しています。生活の中に絵本を根付かせるため、ままごとに使ってもよいことになっているそうです。素晴らしい内容の絵本がたくさんありました。そして、園庭に水田を作って稲を育てるなど、外での活動・体験も大切されていました。保護者よりの早期知的教育への希望があるが、この時期の遊びの経験が生かされ小学校の高学年になって伸びてくる児童が多いので、自信を持って、遊び中心の園の方針を堅持されているそうです。
 

 職員研修会では、新指導要領改訂のポイントや実践例を紹介したり、脳細胞の鋭敏期の「幼児の言葉の発達のめざましさ」を確認したりしました。 
 子ども達の「話しことばの成長」の具体例を紹介して頂きました。適切な例で、お一人一人の先生方の日頃の子ども達の見取りの深さを伺うことができました。

 

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