6月23日(木) 信学会上田北幼稚園
今年の訪問日は、真夏のように輝く太陽、ピッカピッカの晴天でした。大勢の子ども達が、砂場で元気に遊んでいました。「ゾウの鼻」を水の中に埋めています。汲んできた水が、洪水になりました。上の池から流れた水が、次の池にザーと繰り出して、砂山が崩れます。歓声があがります。水運び部隊は、大忙し。皆、楽しそうに笑い合っています。「一滴もこぼさず」と、運ぶ子ども達は、算数「ml・dl等の単位」にも納得がいくことでしょう。

学校だったら、「砂と水のはたらき」の学習の場面です。ノートも鉛筆も話し合いもありませんが、全身で五感を駆使して、砂と水のはたらきを感じ・学ぶ体験をしています。
シャベル隊の子どもたちは、穴ができると、端から跳んでみます。もっと大きな穴でも跳べるぞと思う子が、また掘り始めると以心伝心みんなで掘って、また「とびっこ」をして全身砂まみれ。身体全体で、長さを体験しています。泥団子やプリンを見せてくれる子ども達も大勢いました。

涼しい木陰では、滑り台あそびが始まりました。
先生生に「好きなものはなあに?」ときかれて、
「マンゴー!」と大きな声で元気に応えるお子さんがいます。笑顔の友達がみえると、滑り台に何人も集ま
ってきました。
「泥んこシャツの皆さんは、集まりましょう」「お片づけの時間ですよ」「体操の場所に集まって」時間差を付けた指示が良く通って、瞬く間に全園集会が始まりました。「もも組さん」もフワフワと集まってきました。「年少さんは、集合が上手!」と職員の意見が一致しているそうです。

標高が高いので、園舎には紫外線を遮るためのシートが掛けられていました。
「保護者との触れ合いが多いが、子ども達の情報は、常に全職員で共有しているので、出迎えや作業しながらでも会話ができてありがたい。」「すぐ裏のドングリ山までは、四季の自然を感じて散歩します。よく遊ぶ幼稚園です。」と園長先生から伺いました。