長野県私立幼稚園協会


〜「信州の幼稚園訪問記録」〜
教育に長く携わった、ある専門員の活動記録です。
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砂は、ぼくらのお友達 !           松本短大幼稚園

 11月8日(火)  松本短大幼稚園
 
 
今日は、ゆり組(年中児)の全園研究保育です。短大の先生方や教育実習生、園内の先生方も含めて大勢の方々が参観されました。担任の先生からは、砂が大好きな子ども達に砂を使った活動をさせたいと実態や計画お送り頂きました。そして、「砂絵に決めました。砂に彩色をするのに時間がかかりました。」と保育への意気込みを伺いました。

 
保育が始まりました。先生は、砂絵や用具について話をされました。そして、砂4色・ボンド糊の水・絵筆・下敷用新聞紙と多くの道具を配りました。品物の用意がよく、子ども達は混乱することなく机上の所定の位置に品物を置いていきました。さすがです。
    
 活動が始まりました。砂や接着剤など扱いにくい材料でしたが、先生のねらい通り、砂の感触や糊に砂が付いて絵になる面白さに子ども達は集中していきました。カメや透明人間など自分のイメージを表現した子もいました。ドーナツのような○をいくつか描いて砂をパラパラとかけるとそのまま残ることを楽しんでいる子もいます。紙いっぱいの大きな輪を描いている子、ていねいにいくつもの輪をつなげて製作していく子、思い思いの形に子ども達の個性が出て行きます。最後まで残った子も完成しました。先生と話しながら作品を飾って、子ども達は満足そうでした。みんなで協力してそれぞれの場所に道具を返して活動が終わりになりました。

 昼食後は、遊戯室や園庭で子ども達は思い思いにまとまって楽しそうです。園庭には教生の先
生とのサッカー遊びの輪もいくつかできていました。
 ゆり組さんは、やはり砂場に集まっていました。大きな穴が掘られています。砂を掘ったり、運んだりする道具も集めてきて、協同的な遊びが展開していました。手押し車いっぱいに水を入れて運ぶアイデアはいつからでしょうか。ぞうさんのジョロでは間に合いませんものね。砂は思うとおりに形を変える、一緒に遊ぶのが楽しくてたまらない「友達」なのです。   
          
 
 お母さん方がお迎えにみえ、子ども達はお帰りの時間です。園長先生以下、全員の先生方がお見送りです。先生とお話しされるお母様もいらっしゃいます。安心しきった子ども達の表情に、私までほっと致します。

 研究会には園長先生・先生方・短大の先生も参加されました。細かな子ども達の動き・導入・素材や時間等について見取りを詳しく発言されました。子ども達は、大勢の先生方に囲まれて、いつもより緊張していたようでした。毎日触れ合っていらっしゃるので、よく分かります。出来上がった作品を見て、先生方は、「○ちゃんらしいね。」と、話してらっしゃいました。
 子ども達が好きな素材・あそびを発展させた活動の貴重な保育を見せて頂きました。研究の積み重ねを大切にしている園の方針が伺えました。これから、さらに深めて行かれるとのことでした。

| houmonnagano | 中信地区訪問記録 | 16:30 | - | - | - |

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