平成23年9月16日(金)信学会佐久幼稚園
幼稚園に到着したときには、年中組が長聖中学校でのプール活動に出発していきました。水着を着て浮き輪などを持って、みんなニコニコ顔です。年少児は、運動会の扮装をしています。「運動会は、終わったはず?」と思っていると、入場門の前で記念写真を撮るとのことでした。扮装をするだけで、運動会の気分になったような子どもたちの表情です。先生と一緒に、楽しそうに走っていきました。
訪問させて頂いた日はちょうど年2回の避難訓練の日で、地震を想定しての訓練をされていました。斉藤園長先生は、信学会幼稚園全体の防災マニュアルを研究されていて、そのことについて詳しくお話を伺うことができました。園で備えられているマニュアルを見せていただきました。信学会では、全幼稚園で避難マニュアルを1つのファイルにまとめて保管されているとのことでした。東日本大震災を機にマニュアルを見直してみると、想定がかなり甘いと感じられ見直しされたとのことでした。
「子どもたちを大きく育てるため、運動会等当日の成果だけでなく、そこまで過程でどんな力をつけたかを保護者にも理解してもらうことが必要である。日常生活の中に身体を育てる活動を増やし、小学校での学習や将来の生活に必要な力をつけたい。幼稚園ではボールゲームは難しい。グランドでクライミング遊具などを含めたサーキットを始めるなど身体作りを進めている。子ども達が生きていくために必要な生活体験や身体作りの機会を充実させる幼稚園での生活が、現代の子ども達には必須なものだと思います。」と、ご専門の体育の立場からの話を伺うことができました。
東日本大震災からもう2年です。
子どもたちに楽しい毎日を送らせるために、「日々の運動を大切にすること。安全管理への備えを怠らないこと。」園長先生の深い思いを感じる訪問でした。