長野県私立幼稚園協会


〜「信州の幼稚園訪問記録」〜
教育に長く携わった、ある専門員の活動記録です。
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みんな違って みんないい(園児理解を深めたいと願う先生方の姿に学ぶ)
 8月下旬の訪問は、避暑地として全国各地から訪れる人々で真夏のにぎわいを見せている町の、繁華街の一角にあるK幼稚園でした。人混みを逃れるように、幼稚園の敷地に足を踏み入れると、表のにぎやかさとは裏腹に、静寂と緑の木々に囲まれた木立の中に幼稚園は建っていました。
 この日は、先生方との懇談会のため、私が訪問した時間帯は、お帰りの準備をしている時間帯でした。帰りの会が終わると同時に、さっきまで椅子に上手に座って先生のお話を聞いていた子どもたちは、お迎えが見えるまで、思い思いに自分の遊びを展開し始めました。ある子は、庭を自由に駆け回り、またある子はとても楽しそうに体を動かしながら歌を歌っています。その豊かな歌声、リズム感に思わず聴き入っていると、わたしに「誰ですか?」と話しかけてくる子もいます。それぞれがそれぞれに自分の時間を自分の思いで楽しんでいるようです。幼稚園でリズミカルで弾力的な一日の生活リズムをとおしながら、基本的生活習慣を身に付けつつ、様々な体験活動・周囲との関わりの中で、自分の世界を広げている園児のみなさんです。園児のみなさんにとって幼稚園での生活は、本を読むことも、先生のお話を聞くことも、運動することも、お家の皆さんのお迎えを待っている時間も、全て興味関心のある楽しい遊びの時間そのものなのでしょう。
 この様な園児の皆さんを前にして、園長先生はじめ先生方は、何とか、一人一人の特性に気づき、園児の育つ環境にも目を向け、生かし、自信を持たせ、個々の成長につなげたいと、切実な思いで考えておられます。先生方の願い、思いは、掲示物や先生方の姿勢からも伺われます。
 懇談会では、そのような先生方の熱意・、一人一人の園児に寄せる思いが、具体的に語られました。園児個々の将来を見据えながら、個を伸ばす指導・支援について、楽しそうに意見を述べ合う先生方の姿に、個の有り様から出発し、一人一人に目を向け、自分の良さを自覚できる子どもに育てたいと願う姿が見えました。園長先生は、「形としての押しつけ・一斉指導から脱却し、一人一人が自分の特性を伸ばし、自信を持って歩んでいける人間として成長して欲しい、そのために幼稚園から個の特性に応じた支援指導の充実、特性を伸ばす教育の充実を図りたい」と語っておられました。一人一人を生かしたいと願う先生方の思いが、園の特色としても生かされていることを感じました。

<7月に訪問させていただいた幼稚園>       <8月の訪問させていただいた幼稚園>
7月17日 長野北幼稚園                  8月28日   軽井沢幼稚園
   18日 長野南幼稚園          
7月25日 佐久南幼稚園                   〜ありがとうございました〜  




| houmonnagano | 専門員 | 11:20 | - | - | - |

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